社報「さくらゐ川」第39号 平成13年10月15日

宮城国体天皇皇后両陛下御奉迎
提 灯 パ レ ー ド

 平成十三年十月十二日に仙台市西公園から勾当台公園市民広場まで提灯と国旗によるパレードが行なわれ、三千人を超える参加者で賑わった。角田・丸森から四十余名が参加した。 両陛下から、ホテルの窓から御答礼があった。

 当社からも佐藤庄一総代長、宍戸健三総代、 富田正氏、神職三名らが参加した。

神輿石段下
大国旗を先頭に進む奉迎実行委員と参加者
(仙台一番町)
神輿石段下
幼稚園生鼓笛隊が先導


十一月二十三日は 恒例
新嘗祭(秋祭)を齋行

 十一月二十三日は秋の例祭として新嘗祭を齋行します。例年午前十一時から祭典が行われます。特に神楽などの神賑行事はなく、巫女(みこ)舞の奉奏だけになります。

 この祭は、春二月十七日の祈年祭、四月六日の春季例大祭に今年の五穀豊穣、営業繁盛、家内安全を祈願したのに対し、秋の実り(初穂)をささげて感謝するお祭です。今年は天候が順調とは言えずに心配されましたが、幸い豊作でした。しかし国中では経済不況からの立ち直りが進まず、低賃金や失業などで苦しんでいる人がたくさんあります。国内が盛況の年とそうでない年の祝詞もおのずから違います。いずれにしても、皆様から奉納された初穂(この場合は新米)を捧げて祭が行われます。長年御供田(神田)奉作者赤坂善二さんのところからは、獲れたもち米が去日奉納されました。

 またこれと併せて、来年の正月にくばられる神宮大麻(天照皇大神宮)頒布始祭も行われ、平成十四年に向けた準備が始まります。

 今年は神社総代、役員の入れ替わりがありました。祭典終了後、長年総代、役員として奉務された方々始め、功績者に対する感謝の式も行われる予定です。

打ち上げ花火もあって 一段と賑やかだった夏祭り

 夏季例祭は八月五日の夜、宵祭として行われ、境内を飾る二〇〇個の紙製灯篭と、子ども神楽や巫女舞などのほかに、地元青年有志の方々の奉仕でたいへん賑わいました。今年は新しく花火が奉納され、参拝者は森の間から、遠くからは神社の森の上に揚がる花火を見ることが出来ました。

  灯篭は枝野小学校と幼稚園のヨイ子たちが作ってくれたものが一七〇箇、はぐくみ学園の方々が一五箇、俳句会が一〇箇その他奉納者からのもので、合せた二〇〇箇が参道、階段を埋めました。佐藤勝征氏から電線電球奉納があり石段分を電球に変え好評でした。

  巫女舞は齋藤加代さん、今川ちとせさん、香山真希さん、黒田結花さんらによる浦安の舞がまず奉奏されました。子ども神楽は小学生笠松麻美さん、星いずみさんよる幣束舞、山家享大くん、山家直之くんによる剣舞、星司くん、笠松雄太くん(中二)、星良平くん(中一)による三剣の舞で、神楽会のほうからは伊藤昭夫さん、阿部政志さんによる明神巫女舞、只野博さん、齋藤修さんによる弓八幡が演じられました。

  日中に揚げた雷鳴と、神楽の合間に打ち上げられた花火は佐藤善一、齋藤公一、齋藤勝雄、門馬強、只野安博、富田正、花火師智寿司の各氏から奉納になったもので、今年初めてのことであります。
 

第一回神輿渡御継承検討委員会
委員長に門馬強氏を選出


 今年中に神輿担ぎ手出役策答申の予定

  第一回神輿担ぎ検討委員会は八月二十九日午後七時から社務所において開催され、委員長に門馬強氏、副委員長に    氏を選出し、今年中に神輿担ぎ手確保の方式を答申することを目標に決めて終わりました。

  選出された委員は次のとおり。 (敬称略)
(一区)赤坂敏則、斎藤修(二区)門馬強、富田正、門馬忠男(三区)戸村勇一、宍戸正一(四区)佐久間一成、佐藤美一
(子ども会育成会長)斎藤仁(総代)斎藤勝雄、門馬敏男、佐藤勝征、戸村勝雄の方々。

  当日は十四人中十二人の出席。最初に宮司に合せて一同神殿拝礼、委嘱状交付、宮司挨拶、総代長挨拶があり、この中で本委員会が置かれなければならなかった経緯が話され、総代長の諮問に応える臨時の委員会と位 置付けされました。

  総代長からは、伝統ある、しかも文化遺産としても価値のある熱日_彦神社、香取神社の神輿渡御を長く継承することを前提として、この担ぎ手をどのような方式で氏子から協力していただけるかを考えていただきたいと言うことが諮問されました。  

  委員会はこの諮問を受けて審議に入りました。まず正副委員長の選出、会の進め方、今後の日程などについて上掲され、今年中に答申をまとめることを目指して取り組むことを確認しました。そして第二回委員会は十月半ばと決めました。また、この審議を進めるには各区の区長の職にある八島等、佐々木千代治、中野幸寿、佐久間一二の各氏、香取神社総代長(山村三房氏)、はぐくみ学園長(秋葉仁氏)を顧問にお願いすること、宮司を参与とすることを決めました。

  当神社の神輿渡御は江戸時代から続いているもので、しかも大谷の香取神社を伴って神幸する、たいへん珍しい方式を受け伝えていて、一つの無形文化財です。これが、担ぎ手不足のため、昭和五十年までの十年間程耕耘機やトラックの荷台に載せて渡御するという時代が続きました。その情けない姿を見て本来の担ぐ神輿に復活させたのが、戦後生まれの神輿会の方々であり、爾後二十年あまり守り続けてきたのでした。その間子ども神輿も復活して、村全体が活気を帯びてきたと喜ばれたことは記憶に新しいところであります。この熱意が受け継がれるようなシステムが出来ることを期待したいものです。
 


《まほろば》 自ら環境破壊を招かないために
狂牛病発生の教訓


 千葉県におけるただ一頭の狂牛病の発生は、農家だけではなく、各家庭の台所や学校給食など身近なところから、日本の経済にまで影響を及ぼし、そのニュースは全世界を駆け巡った。

  当地の農業は、蚕業が衰微している現在では、ほとんどが食糧生産といってよい。そして、人々が今日ほど食料の安全性に神経質になっていることはかつてなかった。生産者としては、一方では輸入食品に脅かされていてのことであるから、いよいよ厳しい。

  かいわれ大根、牛乳など同じような例はあったが、今回は一産地、一ブランドだけのものではなく、牛肉一切、輸入骨肉粉飼料に関るすべての産業に波及していると言うことでは未曾有の問題と言わなければなるまい。当地の養牛農家も、謂れはないというものの残念ながらその渦中にある。この騒ぎのもとは、輸入骨肉粉飼料に疑いが掛けられている。誰がどのように悪かったのかは、早急に突き止められなければならない重要な問題である。

  ただこのことを除けば、当地の田畑から生産される食料は、現在そのような問題を孕んでいないので、安心して食べられる。生産者も消費者も大変幸せである。これは実は当たり前のことであって、昔からお天道様と水と土、いい空気と、そこで働く人間がいれば作物は安心して食べてよかったのである。当地は自然が受け継がれてきている。有機米・無農薬米として珍重されるゆえんである。

  しかし、これからもそうである保障はない。それは、天災は別として、我々のところに当然のように入ってきている化学製品、我々の目の届かないところで作られた肥料や飼料、農薬の作用を、我々自身が必ずしも十分に分かりきっていないし、慣れるとうっかりするからである。骨肉粉飼料などはその例で、輸出する方も輸入する方も、この程度なら大丈夫だろうなどとたかをくくっていたものかと察せられる。

  今回のことは、一つ間違うと自分ひとりにとどまらず、同業者や消費者に取り返しのつかない迷惑を掛け、大きく国の経済に災いを及ぼし兼ねないことを教えてくれている。

  過日回覧板で、農協がポリエチレンやビニールなど農業用の廃材のリサイクルについて本格的な取り組みを始めたことを知った。発泡スチロールやポリエチレンなどを燃やすのはもちろん、焚き火さえも制限されるほど空気や土壌の汚染が進んできている今日、ハウス用のビニールシートの処理に困っているという声も聞かれていたので、一つの朗報として受け取れた。もしこれが遅れていたら、畑からPCBなどの毒物が作物に入って健康が侵され、あるいは山の生態系が崩れて害虫などの大発生なども起こる恐れさえあったわけで、狂牛病と同じ轍を踏まない保障はないからである。

  しかしこれで安心はできない。問題の骨肉粉飼料だって、まともに考えたら入ってくるはずがなかったのである。要は一人一人がどれだけ真剣に取り組むかだけにある。

  今日情報はあふれている。これからどんな事態が起きるとも限らないが、情報はそれを暗示する。いかに常に新しい情報に目を向けるかが問われる時代になったのである。資本主義の競争原理に依れば、どれだけ本質を見極め、先々を見据えて取り組むかが生き残りの鍵になる。農業も当然そういう枠に入っている。ただ、どう頑張ってみても、農業経営者兼農業従事者の小企業同士である。所詮支えあっていかなければならないところは今も昔も変わりはないようだ。


○九月節句は十月二十五日

 大きな神社で行なわれる新嘗祭に対して、その土地で昔から各家々の神様に収穫を感謝してきたお祭りが、当地での九月節句です。 新米でおふかしを炊き、藁ツトに盛って、お幣束(おへそく)とともに内神様、水神様、山神様など屋敷の神々にお供えします。

  まもなく神社総代、神職が各家をまわって お幣束をお配りします。おまつりする神様の数分、漏れのないようお受け願います。


○平成十四年版「宮城県神社祭事暦」発行


 暦だけでなく、厄年や建築の方位のこと、 運勢、県勢に至るまで、生活にかかわる諸知識を満載した便利な冊子です。

  今号より当神社禰宜が祭事暦の編集責任者となりました。内容、使い勝手など御意見をお寄せください。参考にさせていただきます。 頒価四〇〇円
 



○七五三祝い


 七五三は、子供の成長を感謝し、これからも元気で健やかに暮らせるよう、氏神さま(その土地の守り神様)にお参りするお祭りです。
 ご家族そろってご参拝ください。

ひにち 十一月中お受けします
三・四日、十・十一日の土日は本殿祈祷をいたします
じかん 午前九時〜午後三時
ところ 熱日_彦神社本殿(平日、雨天は社務所で行ないます)
たいしょう 三さい、五さい、七さい
(数え年、満年齢いずれでも結構です)
神社総代か神社社務所にお問い合わせ下さい。
 
   


社 頭 暦

十月 一日
 月次祭
   六日
 例祭ご縁日
二四日
 神輿担ぎ継承検討委員会
  二五日
 重陽の節句
  二八日
 総代会
十一月 一日
 月次祭
   三・四日
 七五三詣
  六日
 例祭ご縁日
十・十一日
 七五三詣
二三日
 新嘗祭・大麻頒布始祭
十二月一日
 月次祭
六日
 例祭ご縁日
二三日
 天長祭
三一日
 除夜祭・大祓



編 集 後 記

人の幸せのためにある宗教。それが・国際テロ・の原因となる矛盾を嘆かずにはいられません。いま、八百万の神々が仲良くおわします日の本の国の「和」の心が注目されてきています。世界人類の平和のために、私達の営みが役立つ日がくることを祈ります。
熱日高彦神社社務所
TEL 0224-62-0241
FAX 0224-62-4861