2003年10月14日

珍客

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 3:15 PM

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前略
先日珍しいお客さんが尋ねてきたので(?)紹介します。
コウモリです。しかも小さく、丸まった体長は5センチくらいでしょうか。もっとも客と言っても、私たちがしらないだけで、以前から勝手に間借りしていたのかもしれませんけど。
朝に母屋の周囲を片づけていたら、上のほうから落ちてきました。最初は何か黒い塊でゴミかと思って、よく見たらふわふわの毛が生えていて・・・。
喜んだのは子供たち。図鑑で調べるとどうもアブラコウモリ(イエコウモリ)のよう。学校に持っていく、いや幼稚園だ、と興奮していましたが、連休を越すまでには死んでしまうからと説得して、母屋の中に1泊だけしてもらうことにしました。
よく見るとなかなか可愛いかおをしています。唯一空を飛べる哺乳類ということで、尊敬の念すら湧いてくるのでした。
翌朝、記念撮影をして車庫の片隅に置きました。夕刻には姿は無くなっていました。
境内の動物紹介第1号はコウモリ君でした。ご覧になりたい方は、夕方薄暗くなってから境内においでください。えっ、怖いって?
草々

2003年10月3日

秋の味覚

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 3:10 PM

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前略
秋の味覚をお届けします、といっても写真だけですが(ゴメンナサイ)。
手前が「ずんだ餅」で向こうが「栗こ餅」。実はこの写真、先日のお彼岸に撮ったもの。彼岸には必ず神前と霊前にお供えします。その後も何度か、餅やオハギとなり食卓に並びます。
ずんだ餅は最近ポピュラーになり新幹線のKIOSUKUでも年中売っていますが、旬は今。
栗こ餅は、この辺ではおそらくわが家のオリジナル。亡くなった祖母が実家の丸森大内から伝えたものとか。栗を茹で、皮をむき、すり鉢ですりつぶします。一方砂糖や水あめを溶かしあめを作ります。つきたての餅に熱いあめを絡めてその周りに栗粉を手でにぎるように絡めます。とても手間のかかるものですが、そのぶん味は格別。できるなら栗は柴栗のほうが香ばしさが増します。
当地には豆名月、芋名月、栗名月などの意識がまだ残っています。稲作以前の東北が垣間見られるような気がします。写真だけでなく、どうぞ東北の秋を食べにきてくださいな。
                                                        草々

2003年9月19日

いつのまにか秋

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今日は。すこし御無沙汰しておりました。

地域あげての行事をお手伝いしているうちに、ふと気が付くと秋の気配。そういえば鎌倉に奉職していたとき、9月15日の八幡様の例大祭が季節の境だったなぁ。大崎八幡さんの例大祭のお手伝いをしていてもそんな気がします。秋の訪れは全国一律なのかしら?
幼稚園に送る道すがら、畑の土手に赤いマンジュシャゲを見つけました。最近草刈されたはずなのにあっという間にスーっと茎をのばして咲いている、不思議な花です。別名ヒガンバナ。
彼岸が過ぎれば伊具の里も日一日と秋が深まります。

2003年8月27日

太陽光発電設置中

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拝啓
冷夏だったのに残暑は厳しいそうです。いかがお過ごしですか。
こんな年ですが、太陽光発電装置を取り付けることにしました。空調技工?庄司さんの紹介で、シャープ社のパネルを3.56kw分。とりあえずわが家の使用電力を賄いながら、よければいずれ神社にも導入できるよう検討していくつもりです。
天照大神様のご加護は言うまでもなく計り知れません。それをさらに最先端のテクノロジーで電気としていただくわけです。しかも公害0。これこそ究極の神道的営み!
とまあ、あまり大上段に構えずに使ってみようと思っています。子供たちに節電の習慣を身に付けさせるだけでも意味がありそうですしネ。
日本人は自然を恐れ敬い恩恵をいただいて暮らしてきました。そして未来にもそう在れればと願います。神社として太陽光・風力・水力などクリーンエネルギーの利用を積極的に考えていくことは意味のあることと思っています。
発電し出したら、また報告します。不順な気候ですので、体調にお気をつけください。
                                            敬具

2003年8月11日

地震災害復興支援

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 3:07 PM

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前略
震災復興支援に行ってきました。
県内の若手神職で組織する宮城県神道青年協議会の緊急事業として、5・6日の両日(私は6日)、手始めに矢本町の神社復興と町内ボランティアのお手伝いをしました。
震災は予想以上のもので驚きました。震源が浅かったからか、被害地域はひろくはないようでしたが程度は大きかったように感じました。屋根瓦が落ちたり蔵が傾いたり、基礎からそのままずれてしまった家もありました。塀の倒壊も目立ちました。修復にはかなりかかるだろうと思われます。
現地での問題は、要請に対してボランティアの数が絶対に少ないこと。矢本町は避難者が少なく報道されているからか他の町に比べボランティアを申し出る人が少ないのだそうです。しかし、表に出ない被害は他に比べても大きいだろうと思われます。
余震も続き、片づけを手伝っている最中に、傾きかけた家屋から逃げ出す場面もありました。地震の被害は起きた当初は言うまでも無く、その後も物理的、精神的にもながく深く続くからこそ恐ろしいのですね。
どんなかたちでもいいと思います、ぜひ災害復興に御協力下さい!                                            草々

夏祭

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 3:06 PM

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前略
夏祭を無事終えることができました。皆さんのご協力のおかげです。ありがとうございました。
地元小学生、幼稚園児、はぐくみ学園利用者、養護学校初等部児童の皆さんに奉納いただいた160個余りのとうろうが石段参道、そして境内を明るく照らしてくれました。
巫女舞は鎮守の森の幽玄さを際立たせ、神楽は祭りを賑やかにしました。打上げ花火は文字通り祭りに花を添えました。有志の皆さんの振る舞いに参拝者はのどを潤し舌鼓を打ちました。
神さまもさぞかしお喜びになられたことと思います。
不順な夏ですが、皆の願いが神さまに届いて、秋の実りがいただけるよう、日々お祈りしたいと思います。
                           草々

2003年8月4日

祭りの前

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前略
明日5日はいよいよ夏祭。昨日の日曜は朝から準備に大忙しでした。
早朝より各区掃除奉仕の方に出ていただき境内を清掃しました。山草がはびこり、なかなか難儀をおかけしましたが、おかげで大変きれいになりました。
その後、当番と有志の総代さんでとうろうの杭打ち、コードの準備などをお昼まで。
梅雨明けの暑さで皆汗びっしょり。と、くればビールでしょう。総代さんの取っておき「久保田」も冷えていて美味かった。
午後は神楽会で舞台づくり。毎年すこしずつ違っているのが面白い。夕刻、完成した舞台で稽古をしました。
やっと迎えた盛夏。ヒグラシのせみ時雨の中で祭典をご奉仕したいものです。皆さんどうぞお参りください。

2003年7月31日

15年 夏

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拝啓
大変御無沙汰いたしました。1年以上ですね、ゴメンナサイ。
いろいろ工夫しているうちにあっという間に時間が過ぎて・・・。
今年の長梅雨もようやく今日当り明けそうですね。境内には待ちかねたように山百合が美しい大輪を咲かせています。
社報の表紙に使おうと撮影したら、「お日高さんの自然」に御寄稿いただいている小島先生から図らずも山百合の原稿を頂きました。
社報「さくらゐ川」も新しい方法で近日UPできると思います。どうぞご味読下さい。
では、待ちに待った盛夏を存分に楽しみましょう。
                           敬具

2002年6月20日

大森会恒例大森山環境登山

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 3:01 PM

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拝啓
いよいよ梅雨に入りましたね。人間には厄介でも木々や草花にとっては恵みの季節、鎮守の森の緑が雨にぬれていっそう輝いています。いかがお過ごしですか。
さて、先日の日曜日、またまた大森山に登ってきました。今回は伝統ある大森会の環境登山。ただ登るだけでなく林道を整備したり、ごみの不法投棄を監視したりしながら、古里の自然を愛でるのが目的です。今年は大森会員に加え、枝野・島田地域の親睦団体「万年青会」の面々、地域有志も加わり、中学生1人小学生2人を含めた総勢20名が参加しました。
赤坂大森会長を先頭に、会員が鎌や鉈をふるいます。今回佐藤万年青会長が小型運搬機を持ち込みこれが大活躍。刈払機やチェーンソー、弁当やビール?まで乗せて進みます。
普通の登山と違うのは環境整備もさることながら、要所要所で休むのも恒例となっております。要するに少し働いたら疲れを理由にビールやお酒を飲んじゃうんですね。頂上までに計4回、空気が薄くなるわけでもなく、アルコールがまわるぶん段々と足取りが鈍るわけです。結局2時間以上かかりました。
頂上では特に眺望を確保するための伐採作業が主となりました。お酒を控えた只野さんと私、2人のチェーンソーマニアが木を選びながら伐採。すっかり出来上がった連中は「その木は要らねえ、それは残せ」と上から監督するばかり・・・。
東に太平洋を鳥瞰し、西に蔵王を望みながらあらためて乾杯。今日の成果とこれからの整備を語りながらお昼となりました。
下山もまたゆっくりで、山菜を採る人あり、アケビの蔓で籠を編む人あり。公民館に到着後来年また登ることを約束して笑顔で解散しました。
先の育成会と今回の大森会の登山でだいぶ大森山も整備されました。秋の登山や冬の山頂整備も予定しています。来春には山ノ神の祠を再建しようという意見も。信仰の山、レクリエーションの山としてますます親しまれるよう整備したいと思います。皆さんもどうぞ遊びに来てくださいな。そのときはご案内しますので、どうぞご一報を。
                           敬具

2002年6月5日

ワールドカップに日の丸をありがとう

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 3:00 PM

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前略
枝野、館山、丸森の小学生のみんな、はぐくみ学園利用者のみなさん。見ましたか、ワールドカップ。

国歌「君が代」が斉唱されるさいたまスタジアムを、みなさんが心をこめてかいた国旗「日の丸」が埋めつくしましたね。感動的なシーンでした。日本代表の選手はあの光景にどれほど勇気付けられたことでしょう。そしてみなさんの応援が通じたのか、日本代表選手もベルギーの選手もすばらしいプレーをくり広げてくれました。

ワールドカップ日本代表出場試合に日の丸と応援メッセージをかいた画用紙を送ってくださいとお願いしたところ、みなさんはこころよく引き受けてくれました。さまざまなメッセージが寄せられ、そのどれにもみなさんの一生懸命な応援の気持ちがこめられていました。私たちはそれを日本サッカー協会にお渡しし、協会は会場でサポーターひとり一人に手渡しました。みなさんはおそらくテレビで観戦したことでしょうが、みなさんの日本チームを応援する気持ちはサポーターといっしょにあのスタジアムにあったのです。

世界的なスポーツ競技にはその国の国旗が掲げられ国歌が斉唱されます。なぜなら国旗と国歌はその国の象徴(しょうちょう)であり、誇り(ほこり)だからです。どの国も互いの国旗と国歌には最高の敬意(けいい)をあらわします。それが国際社会の大切なルールです。ですからみなさんは今回、日の丸を送ることで立派に国際社会に参加したのです。日本人として世界の友達と対等に向かい合ったことになります。

さあ、第2戦、第3戦はどうでしょう。きっと日本代表の選手たちは堂々とすばらしいプレーをしてくれるものと思います。なぜならみなさんの日の丸が次も、その次もスタジアムで選手たちを応援しているのですから。ガンバレ日本代表!

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