2002年5月31日

白山姫神社修復工事始まる

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 2:59 PM

6.jpg

懸案の境内社 白山姫神社の社殿修復工事がいよいよ始まりました。
24日夕刻に仮遷座祭。25日早朝に起工祭を斎行し、総代長と有志総代そして合祀前鎮座地の島田地区の住民有志が参列し、玉串をささげた後、着工しました。
白山姫神社は島田地区の氏神でしたが、明治政府の合祀政策で当神社の境内にお映ししたものです。江戸時代中期の建築で、屋根の反り具合が美しい、貴重な建築といわれています。土台の腐食が進み、早急の修復が必要な状態でしたが、島田地区で佐善工務店を営む総代 佐藤善通氏申し出で今回の修復工事がかないました。基礎の修繕を総代や有志で行い、工作を佐藤氏が奉納する段取りです。
基礎工事が、佐藤氏の支持のもと、総代と有志の協力により行われました。足場を組み、ジャッキで社殿を持ち上げ傾きを修正。次に縁側部分をはずし柱下部の腐食を切断しました。腐食が進んでいるものと思われましたが、材は杉のあかだのみを使用してあり健在で、切断した分だけ基礎を上げることで大丈夫と判断されました。吟味されていた材料に建築当時の信仰の厚さをうかがい知ることができ、奉仕者皆感心することしきり。基礎を砕石で固め直しながら、礎石を持ち上げ、その上に柱を戻していくという作業が、翌日の午前中いっぱい迄かかって行われました。
晴天の週末、予定をやり繰りして作業奉仕してくださった皆さん、ご苦労様でした。6月上旬より佐善工務店さんの作業が始まります。完成の暁には、盛大にお祝いしましょう。

2002年5月22日

子供会育成会で大森山登山

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 2:56 PM

5.jpg

拝啓
新緑の候 いかがお過ごしですか。
本当に、あっという間に境内も森も山々も緑一色になってしまいました。おかげで境内林の除伐も中途半端です。若葉になてから切るのも可愛そうだし、今年は毛虫が多くてチョッと。
とにかく、今が一番いい季節!

そんな中、5月19日に枝野地区子供会育成会の大森山登山が行われました。
会は子供会活動を支援する地域団体です。今年度から、学校週5日制開始にあわせ季節ごとに子供も大人も参加できる活動を展開することになりました。その最初として角田市で最も高い(317m)大森山に登ろうとなったわけです。
大森山は当地区のシンボルで、八十八夜には山遊びの風習があった信仰の山でもあります。山頂付近は当神社の社有地で、大切な「鎮守の森」です。
参加者は児童2名、園児1名、昔の児童16名。「大人も楽しまねど長続きしねがらね」と苦笑いの齋藤仁会長。この時期はいろんな行事が目白押しですからね。でも地域の人たちが多かったのは収穫でした。
10時40分から登り始めて、一番元気だったのは園児の悠くん。頂上について一言、「もっと上はないの?」。里山の自然をめでながらの1時間20分でした。伊具盆地と太平洋を眺めながらの昼食はサイコ-でしたね。帰りは山菜取りを楽しみました。
今回の登山には地元の阿武隈バイクレスキュー隊の面々もサポートしてくれました。事前に整備をして下さった役員さん、ご苦労様でした。また、今回の様子は今日の「河北新報」朝刊にも載りました。こんどの冬には神社としても頂上を整備したいと思います。来年はもっと多くの子供たちに登ってほしいですね。

来月には地元家督の会「大森会」が恒例の環境登山をします。関心のある方はご連絡ください。
不順な天候が続いていますが、梅雨前の貴重な晴れ間を利用して、自然の中で身体を動かしてみてはいかがですか。                                                            敬具

2002年5月4日

春祭無事終了しました

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 2:54 PM

4.jpg

東北の春はお祭の季節。長く雪に閉じ込められていた分、春を迎える喜びは大きく、豊かなみのりへの予祝の思いは強いのです。
祭典奉仕に追われ、4月はあっという間に過ぎてしまいました。
ご報告が遅れましたが、春祭りは無事終了しました。新しく組織されました神輿世話人のご協力を得て、例年にないほどの賑やかなお祭になりました。
特に嬉しかったのは、子供神輿を経験している高校生たちが快く参加してくれたこと、また、昨年高校3年生で担いでくれた青年が今年は社会人や学生となってまた参加してくれたこと。親父ほどの先輩に担ぎ方を教わりながら神輿を担ぐ様子に、大切なのは世代交代ではなく、世代継承なのだと確信しました。
参加者から、「さくらゐ」41号表紙に掲載した昭和初期の集合写真を是非再現したいという意見が出て、「そうだ、そうだ」と言うことで左の記念撮影となりました。
これから毎年撮影していきたいと思います。来年はあなたもぜひ、この中に加わっていてください。
それでは良い連休の後半を。

All rights reserved. Copyright(C)2015 Shrine Atuhitakahiko.