2003年8月11日
前略
震災復興支援に行ってきました。
県内の若手神職で組織する宮城県神道青年協議会の緊急事業として、5・6日の両日(私は6日)、手始めに矢本町の神社復興と町内ボランティアのお手伝いをしました。
震災は予想以上のもので驚きました。震源が浅かったからか、被害地域はひろくはないようでしたが程度は大きかったように感じました。屋根瓦が落ちたり蔵が傾いたり、基礎からそのままずれてしまった家もありました。塀の倒壊も目立ちました。修復にはかなりかかるだろうと思われます。
現地での問題は、要請に対してボランティアの数が絶対に少ないこと。矢本町は避難者が少なく報道されているからか他の町に比べボランティアを申し出る人が少ないのだそうです。しかし、表に出ない被害は他に比べても大きいだろうと思われます。
余震も続き、片づけを手伝っている最中に、傾きかけた家屋から逃げ出す場面もありました。地震の被害は起きた当初は言うまでも無く、その後も物理的、精神的にもながく深く続くからこそ恐ろしいのですね。
どんなかたちでもいいと思います、ぜひ災害復興に御協力下さい! 草々
前略
夏祭を無事終えることができました。皆さんのご協力のおかげです。ありがとうございました。
地元小学生、幼稚園児、はぐくみ学園利用者、養護学校初等部児童の皆さんに奉納いただいた160個余りのとうろうが石段参道、そして境内を明るく照らしてくれました。
巫女舞は鎮守の森の幽玄さを際立たせ、神楽は祭りを賑やかにしました。打上げ花火は文字通り祭りに花を添えました。有志の皆さんの振る舞いに参拝者はのどを潤し舌鼓を打ちました。
神さまもさぞかしお喜びになられたことと思います。
不順な夏ですが、皆の願いが神さまに届いて、秋の実りがいただけるよう、日々お祈りしたいと思います。
草々
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