2009年12月8日

薪を焚いて冬を越します

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 11:13 PM

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我が家のメインストーブかフル稼働し出しました。
アメリカはダッチウエスト社製「セネカ」という、薪ストーブの中でもコンテンポラリーなデザインの小型のかわいいやつ。小型といってもダイニングを中心に数部屋を暖めるにはじゅうぶん。家の一部を修繕したとき、菊地工務店の健一さんにお願いして購入しました。炉台は自作です。
煙突は隣の齋藤管工さんに作ってもらった、厚いステンレス管を溶接し、断熱材で囲み、さらにステンレスのカバーで覆った優れもの。ドラフトも丁度良い加減。

焚き続けてもう10年になります。
今年はとてもうまく燃えています。木の乾燥具合がとても良いようです。ナラガシワはまる2年、ナラ、クヌギも1年ほど積んでおきましたから。
薪ストーブは薪4:煙突4:ストーブ2くらいのウエート割合でしょうかねえ。
実は正直なところ、試行錯誤でやっとここまできたという想いです。燃えが悪くて煙突を継ぎ足したり、乾燥した薪が途中で尽きてしまったり、伐った木を降ろせないでしまったり・・・。

薪ストーブは手がかかるところが良いのです。
共有林の山分けから始まり、チェーンーでの伐倒、木だし、玉切り、運搬、薪割り、積み重ね、切り返し。時間と体力と根気のいる仕事。でもそれがたまらない。笑われてもへっちゃら。だって自分が満足しているんだから。
だれかが「真冬のクワイエットスポーツ」、あるいは「祈りのよう」と表していましたが、どちらも頷けます。
真冬の山で一人木と向き合い、黙々と作業をする。精神を統一してひたすら薪を割る。
1〜2年をかけて熟成した薪が思うように燃えたときの喜び、暖かさは何ものにも代え難い。

石油を燃やさない心地よさ、ECOということもありますが、それ以上の魅力が薪ストーブにはあります。
また時間があるとき、薪ストーブ自慢をいたしましょう。

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