2009年12月1日

清里からの小包

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 9:32 AM

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清里から再生紙にくるまれた小包が届きました。送り先はキープ協会清泉寮。なかみは数冊の本と資料集です。

今年の10月末、神社関係者の研修で清里を訪れました。研修テーマは「環境教育と青少年育成」といったもの。2泊3日、広大な自然の中で講義といくつかのプログラムを体験しました。

神主という立場からすると非常に鮮烈な印象を受けましたが、「自然環境のシンボルが鎮守の杜で、環境教育のもっとも近くにいるのが神主である」というおもいを更に強くすることが出来ました。8月に当神社を会場に1泊2日で実施した「1日神社体験」の反省も心にあったので、「なるほど、こうすれば良いのか」という気づきもたくさん発見しました。

じゃどうするの?ということをもっと考えて、少しずつ実行して行くために、紹介されたうちから数冊の本と環境教育プログラム集を予約したのでした。

先日の総代会で「神社管理棟・参拝者休憩施設(仮称)」の計画実施が承認されました。財政状況から小規模ですが、いろんなことが出来るよう計画中です。その中に「鎮守の杜ミュージアム」構想を盛り込むつもりです。鎮守の杜を中心とした里山環境で、訪れる人がいろいろな体験活動が出来る拠点にしたいと思います。

ちょっとずつ進めていきます。川島先生、竹越さん、洋くん、ぜひ宮城まで来てご指導願います。

2009年11月30日

餅つきin枝野小学校

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 11:18 AM

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27日、子供の通う枝野小学校で5年生が餅つきをしました。日中に時間のとれる貴重な(?)役員としてお手伝い。
5年生は今年、総合学習でお米について学んできました。5月には田植え、10月には稲刈りを体験しています。
農協青年部枝野支部の指導で、準備からお米蒸かし、あんこ・納豆・きなこ・エゴマのタレづくり、臼と杵での餅搗き、片付けまで体験しました。
調理の方も大騒ぎだったようですが、メインはやっぱり餅つき。子供用の杵も用意されましたが男子は農家用の重い杵に挑戦。臼の角をたたいたり、あいどりをしてくれているお父さんの手を搗きそうになったり。そのたびに歓声が上がりました。
できあがったお餅は先生方や各学年にお裾分け。そしていよいよお昼ご飯へ。体育館にビニールシートを敷いて輪になって座り「いただきまーす」。
けっこう美味しかったのが「エゴマ」でしたね。野田頭先生お手製の貴重なエゴマで作ったタレは絶品でした。先生の地元、丸森では「エゴマサミット」も行われたほど生産が盛んなのだそう。
今では農家でもお餅は「餅つき機」。貴重な「食文化」を体験することは、子供にとってかけがえのない財産になることでしょう。農協青年部のみなさん、ありがとう。また来年もお願いします。

2009年11月23日

豊かな稔りを感謝

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 10:01 PM

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新嘗祭を斎行しました。
今年は長梅雨でしたが、8月中旬から例年にない晴天続きで米の作柄が回復。量は多くなかったものの、1等米98パーセント(当地)というすばらしい結果になりました。
今日は神さまにその報告と感謝を申し上げました。

また、祭典の中で天皇陛下御即位20年を言祝ぐ祝詞を申し上げ、祭典後記念植樹を行いました。
樹種は冬青(そよご)で、雌雄一対を参列者全員で植樹しました。緑の葉と赤い実が冬枯れの木立ちに良く映えます。
天皇皇后両陛下のご多幸と、御皇室のいやさかを祈念いたしました。

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このお祭りを過ごすと、いよいよ正月準備です。神主にとってもっとも忙しシーズンの始まりだー!

2009年11月20日

新嘗祭を前に庭の剪定

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 9:08 PM

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昨日、新嘗祭の前にと、山家農林さんに庭の剪定をお願いしました。2年ぶりです。5人がかりで1日。
いやー、きれいになりました。庭が風邪を引きそうです。
ありがとうございました。
今日は社殿内を大掃除。小春日和で、ぞうきん絞りも大して苦にならず。
御簾や壁シロの裏側にけっこうカメムシが冬眠してました。平和主義の昆虫なんだそうだけど、退場いただきました。
日曜日は氏子の皆さんに境内掃除をご奉仕いただきます。暖かい日になればいいのですが。

2009年11月18日

いよいよ薪ストーブの季節

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 5:30 PM

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一昨日あたりから本格的な寒さが来ました。
数日前から掃除もしないでだましだまし燃やしてきた薪ストーブ。煙突火災も怖いし、吸い込みもいまいちだったので、陽が出ている日中に全てばらして大掃除。だいぶ煤がたまっていましたが無事完了。
これはセカンドストーブ。北海道小樽は「神保製作所」製。インターネットで取り寄せて今年で3シーズン目。「フル稼働で3年くらいの寿命」とあったけど、まだまだ行けそうです。テラスをサンルームにした機会に、境内に降り注ぐ杉の葉や枝を燃やすのに良いと、一石二鳥の思いで購入。煙突は自前で設置しました。値段の割になかなかの働き者で、樹種を選ばず、良く部屋を暖めてくれます。今年もダッチウエストの出番が遅れそう。
バイオエネルギーとか西欧の薪ストーブなんかがもてはやされる前から、ブリキの時計型ストーブは北国の家々を暖めて来たのですね。
あらためて火入れをすると、良い調子に燃え上がりました。燃料は無尽蔵にあるし、この冬もよろしく頼むよ。

2009年11月17日

突然の木枯らしに

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 10:33 PM

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前日の雨も上がり七五三日和の日曜。お祭りも終わり午後の日だまりで記念写真を撮ろうとしたとき、一瞬「ゴーッ」という風が吹いたかと思うと、銀杏の落ち葉が金色のシャワーのように降ってきました。子供も両親も一瞬「唖然」。でも次の瞬間「わーっ」と言いながら子供はその中に駆け出しました。

2009年7月29日

懐かしい夏まつりをお楽しみ下さい

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 11:47 AM

拝啓
全国的になかなか梅雨が明けず大雨の被害の報道もききますが、いかがお過ごしですか。
天気がちょっと心配ですが、8月5日は夏祭りです。
午前中から紙あんどんを参道に掲揚します。枝野小学校児童、同幼稚園児、角田支援学校児童、はぐくみ学園利用者などから奉納された180個ほどがならび、夜には灯りが入ります。
祭典は5時半から。神賑行事は6時半からです。巫女舞(浦安の舞い)、日高神楽(4幕)、よさこい(グループ紫苑)が舞台にて奉納されます。クライマックスには打上花火も予定していますよ。
有志まつり会が奉仕して下さる「ふるまい」、今年もありますよ。御神酒、生ビール、かき氷、焼き鳥、金魚すくいなど無料となっています。
どうぞ夕涼みを兼ねて足をお運び下さい。
蒸し暑い日が続きます。どうぞご自愛下さい。

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2009年7月22日

ヤマユリ開花

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 3:11 PM

ヤマユリ 

今年も境内にヤマユリが大輪の花を咲かせました。
江戸末期、ヤマユリはヨーロッパに紹介され、「キング・オブ・リリー」とたたえられたそうです。また、世界中のユリの多くは日本のユリ(ヤマユリが主か)が改良されたものといいます。
強い香りを放ち、重たいほどの花をゆらしている様は、まさにユリの王様(あるいは女王)。あと5・6日は楽しめそうです。

2009年7月15日

山火事見舞い御礼

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 10:31 PM

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4月の山火事の際には、多くの皆さんからお見舞いのお言葉をいただきました。ご心配おかけいたしました。そして本当にありがとうございました。
多くの方々のお力により火事は鎮火しました。120ヘクタールを消失する大規模火災でしたが、民家への延焼、人的被害がなかったのは不幸中の幸いでした。あれからひと月半。ようやく被害の規模が明らかになり、その甚大さと、火災の恐ろしさをあらためて思い知らされているところです。
山火事の中心となってしまった大森山(影倉山:314メートル)は、山頂の4ヘクタールほどが当神社の境外地、つまり神社の山です。大森は先祖の御霊が鎮まるところと言われています。山神が祀られ、八十八夜には大勢の善男善女が登ったそうです。近年地元の人たちが遊歩道を整備し、年中気軽に登れる山として知られても来ました。7年前には新たに石の祠をお示りしています。その山桜やツツジが美しかった山頂は、今回焼け野原となってしまいました。
ところが、残火処理に上った消防団員が「いやーっ、びっくりした。神社のある周辺数メートルだけ燃えてねえんだ。 さすがに背筋がブルッとして、思わず手を合わせた。」というのです。そこで鎮火宣言を待ち安全確認ももどかしく登拝することに。そして・・・確かに言う通りでした。周りの木々や草は焼け焦げているのに、祠とその周りだけポッコリと無事でした。痛ましい風景の中に、なんとも不思議で神々しいものを感じ手を合わせました。
大森山を含め被災した環境を再生するのは並大抵のことではないでしょうが、山神さまのご加護を信じて努力していきたいと思っています。

2009年3月20日

忠魂碑周辺整備事業が進行中

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 9:18 PM

平成23年に迎える創祀1900年に向けて記念事業を進めていますが、社殿の南西に位置する忠魂碑の丘(というか山)周辺の鎮守の森整備が佳境に入っています。50年ほど経った杉の林を大幅に間伐し、その間に遊歩道を作っています。神社に面している北斜面にはつづら折りの参道を設け、栗の木の階段を埋め込み、孟宗竹で欄干を渡しました。これが素人の手づくりとは思えないほどの出来栄え(自画自賛)。勝っつぁん、希ちゃん、2日間もお付き合いいただき、感謝しています。間もなく植樹した桜も咲きますね。花見しましょうね。

3月22日には、この冬最後の伐採を予定しています。頂上から早春の蔵王が見えるようにする予定です。枝打ち用に購入した「new与作?」の使い初めも予定しています。なお、3月いっぱいは駐車場に木材が積まれています。お祭りまでには運び出します。危ないので上ったりしないでくださいね。

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