2003年7月31日

15年 夏

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 3:03 PM

9.jpg

拝啓
大変御無沙汰いたしました。1年以上ですね、ゴメンナサイ。
いろいろ工夫しているうちにあっという間に時間が過ぎて・・・。
今年の長梅雨もようやく今日当り明けそうですね。境内には待ちかねたように山百合が美しい大輪を咲かせています。
社報の表紙に使おうと撮影したら、「お日高さんの自然」に御寄稿いただいている小島先生から図らずも山百合の原稿を頂きました。
社報「さくらゐ川」も新しい方法で近日UPできると思います。どうぞご味読下さい。
では、待ちに待った盛夏を存分に楽しみましょう。
                           敬具

2002年6月20日

大森会恒例大森山環境登山

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 3:01 PM

8.jpg

拝啓
いよいよ梅雨に入りましたね。人間には厄介でも木々や草花にとっては恵みの季節、鎮守の森の緑が雨にぬれていっそう輝いています。いかがお過ごしですか。
さて、先日の日曜日、またまた大森山に登ってきました。今回は伝統ある大森会の環境登山。ただ登るだけでなく林道を整備したり、ごみの不法投棄を監視したりしながら、古里の自然を愛でるのが目的です。今年は大森会員に加え、枝野・島田地域の親睦団体「万年青会」の面々、地域有志も加わり、中学生1人小学生2人を含めた総勢20名が参加しました。
赤坂大森会長を先頭に、会員が鎌や鉈をふるいます。今回佐藤万年青会長が小型運搬機を持ち込みこれが大活躍。刈払機やチェーンソー、弁当やビール?まで乗せて進みます。
普通の登山と違うのは環境整備もさることながら、要所要所で休むのも恒例となっております。要するに少し働いたら疲れを理由にビールやお酒を飲んじゃうんですね。頂上までに計4回、空気が薄くなるわけでもなく、アルコールがまわるぶん段々と足取りが鈍るわけです。結局2時間以上かかりました。
頂上では特に眺望を確保するための伐採作業が主となりました。お酒を控えた只野さんと私、2人のチェーンソーマニアが木を選びながら伐採。すっかり出来上がった連中は「その木は要らねえ、それは残せ」と上から監督するばかり・・・。
東に太平洋を鳥瞰し、西に蔵王を望みながらあらためて乾杯。今日の成果とこれからの整備を語りながらお昼となりました。
下山もまたゆっくりで、山菜を採る人あり、アケビの蔓で籠を編む人あり。公民館に到着後来年また登ることを約束して笑顔で解散しました。
先の育成会と今回の大森会の登山でだいぶ大森山も整備されました。秋の登山や冬の山頂整備も予定しています。来春には山ノ神の祠を再建しようという意見も。信仰の山、レクリエーションの山としてますます親しまれるよう整備したいと思います。皆さんもどうぞ遊びに来てくださいな。そのときはご案内しますので、どうぞご一報を。
                           敬具

2002年6月5日

ワールドカップに日の丸をありがとう

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 3:00 PM

7.jpg

前略
枝野、館山、丸森の小学生のみんな、はぐくみ学園利用者のみなさん。見ましたか、ワールドカップ。

国歌「君が代」が斉唱されるさいたまスタジアムを、みなさんが心をこめてかいた国旗「日の丸」が埋めつくしましたね。感動的なシーンでした。日本代表の選手はあの光景にどれほど勇気付けられたことでしょう。そしてみなさんの応援が通じたのか、日本代表選手もベルギーの選手もすばらしいプレーをくり広げてくれました。

ワールドカップ日本代表出場試合に日の丸と応援メッセージをかいた画用紙を送ってくださいとお願いしたところ、みなさんはこころよく引き受けてくれました。さまざまなメッセージが寄せられ、そのどれにもみなさんの一生懸命な応援の気持ちがこめられていました。私たちはそれを日本サッカー協会にお渡しし、協会は会場でサポーターひとり一人に手渡しました。みなさんはおそらくテレビで観戦したことでしょうが、みなさんの日本チームを応援する気持ちはサポーターといっしょにあのスタジアムにあったのです。

世界的なスポーツ競技にはその国の国旗が掲げられ国歌が斉唱されます。なぜなら国旗と国歌はその国の象徴(しょうちょう)であり、誇り(ほこり)だからです。どの国も互いの国旗と国歌には最高の敬意(けいい)をあらわします。それが国際社会の大切なルールです。ですからみなさんは今回、日の丸を送ることで立派に国際社会に参加したのです。日本人として世界の友達と対等に向かい合ったことになります。

さあ、第2戦、第3戦はどうでしょう。きっと日本代表の選手たちは堂々とすばらしいプレーをしてくれるものと思います。なぜならみなさんの日の丸が次も、その次もスタジアムで選手たちを応援しているのですから。ガンバレ日本代表!

2002年5月31日

白山姫神社修復工事始まる

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 2:59 PM

6.jpg

懸案の境内社 白山姫神社の社殿修復工事がいよいよ始まりました。
24日夕刻に仮遷座祭。25日早朝に起工祭を斎行し、総代長と有志総代そして合祀前鎮座地の島田地区の住民有志が参列し、玉串をささげた後、着工しました。
白山姫神社は島田地区の氏神でしたが、明治政府の合祀政策で当神社の境内にお映ししたものです。江戸時代中期の建築で、屋根の反り具合が美しい、貴重な建築といわれています。土台の腐食が進み、早急の修復が必要な状態でしたが、島田地区で佐善工務店を営む総代 佐藤善通氏申し出で今回の修復工事がかないました。基礎の修繕を総代や有志で行い、工作を佐藤氏が奉納する段取りです。
基礎工事が、佐藤氏の支持のもと、総代と有志の協力により行われました。足場を組み、ジャッキで社殿を持ち上げ傾きを修正。次に縁側部分をはずし柱下部の腐食を切断しました。腐食が進んでいるものと思われましたが、材は杉のあかだのみを使用してあり健在で、切断した分だけ基礎を上げることで大丈夫と判断されました。吟味されていた材料に建築当時の信仰の厚さをうかがい知ることができ、奉仕者皆感心することしきり。基礎を砕石で固め直しながら、礎石を持ち上げ、その上に柱を戻していくという作業が、翌日の午前中いっぱい迄かかって行われました。
晴天の週末、予定をやり繰りして作業奉仕してくださった皆さん、ご苦労様でした。6月上旬より佐善工務店さんの作業が始まります。完成の暁には、盛大にお祝いしましょう。

2002年5月22日

子供会育成会で大森山登山

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 2:56 PM

5.jpg

拝啓
新緑の候 いかがお過ごしですか。
本当に、あっという間に境内も森も山々も緑一色になってしまいました。おかげで境内林の除伐も中途半端です。若葉になてから切るのも可愛そうだし、今年は毛虫が多くてチョッと。
とにかく、今が一番いい季節!

そんな中、5月19日に枝野地区子供会育成会の大森山登山が行われました。
会は子供会活動を支援する地域団体です。今年度から、学校週5日制開始にあわせ季節ごとに子供も大人も参加できる活動を展開することになりました。その最初として角田市で最も高い(317m)大森山に登ろうとなったわけです。
大森山は当地区のシンボルで、八十八夜には山遊びの風習があった信仰の山でもあります。山頂付近は当神社の社有地で、大切な「鎮守の森」です。
参加者は児童2名、園児1名、昔の児童16名。「大人も楽しまねど長続きしねがらね」と苦笑いの齋藤仁会長。この時期はいろんな行事が目白押しですからね。でも地域の人たちが多かったのは収穫でした。
10時40分から登り始めて、一番元気だったのは園児の悠くん。頂上について一言、「もっと上はないの?」。里山の自然をめでながらの1時間20分でした。伊具盆地と太平洋を眺めながらの昼食はサイコ-でしたね。帰りは山菜取りを楽しみました。
今回の登山には地元の阿武隈バイクレスキュー隊の面々もサポートしてくれました。事前に整備をして下さった役員さん、ご苦労様でした。また、今回の様子は今日の「河北新報」朝刊にも載りました。こんどの冬には神社としても頂上を整備したいと思います。来年はもっと多くの子供たちに登ってほしいですね。

来月には地元家督の会「大森会」が恒例の環境登山をします。関心のある方はご連絡ください。
不順な天候が続いていますが、梅雨前の貴重な晴れ間を利用して、自然の中で身体を動かしてみてはいかがですか。                                                            敬具

2002年5月4日

春祭無事終了しました

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 2:54 PM

4.jpg

東北の春はお祭の季節。長く雪に閉じ込められていた分、春を迎える喜びは大きく、豊かなみのりへの予祝の思いは強いのです。
祭典奉仕に追われ、4月はあっという間に過ぎてしまいました。
ご報告が遅れましたが、春祭りは無事終了しました。新しく組織されました神輿世話人のご協力を得て、例年にないほどの賑やかなお祭になりました。
特に嬉しかったのは、子供神輿を経験している高校生たちが快く参加してくれたこと、また、昨年高校3年生で担いでくれた青年が今年は社会人や学生となってまた参加してくれたこと。親父ほどの先輩に担ぎ方を教わりながら神輿を担ぐ様子に、大切なのは世代交代ではなく、世代継承なのだと確信しました。
参加者から、「さくらゐ」41号表紙に掲載した昭和初期の集合写真を是非再現したいという意見が出て、「そうだ、そうだ」と言うことで左の記念撮影となりました。
これから毎年撮影していきたいと思います。来年はあなたもぜひ、この中に加わっていてください。
それでは良い連休の後半を。

2002年4月2日

鎮守の森だより3

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 2:50 PM

3.jpg

前略
4月6日の当社例祭まで間近となりました。
「さくらゐ川」40号にもあるとおり、今年から新たな体制で神輿渡御神事がおこなわれます。参加予定人数もかなり増え、準備もほぼ整いました。天気もおかげさまで良いようで、気分も盛り上がっています。
この神事、隣の香取神社の神輿と一緒に渡御するのが特徴で、県内でも大変珍しいものです。両社には大変古い関係があります。また一説に、当社が男神様で香取神社が女神様、年に一度会ってその年の豊な命を育むのだとも言われます。このことから、両社は縁結びの神様とも言われ、若い女性の参拝が絶えません。
どうぞこの機会に参拝され、ご覧になってみてください。
また、近隣にお住まいで「担いでみたい」と言う方は、ぜひ事前にご連絡ください。
祭典は午前8時、神輿渡御は9時半からです。
今年は特に、満開の桜の下を練り歩く神輿を拝むことができそう。
詳しくは41号にも書いています(間に合えば良いのですが・・・)。
                          早々

2002年3月26日

鎮守の森だより2

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 2:49 PM

2.jpg

前略
お変わりありませんか。
このあたりも立春前から異常に暖かい日が続いています。
エルニーニョ現象かしら、それとも温暖化の影響かな?
と少し心配しながらも、この陽気に少なからず助けられている毎日です。
そして、そんな早い春を享受しているのは人間だけではないようです。
社務所の前にある蝋梅は1月中から早々と花を咲かせ、北風の合間にほのかな香りを漂わせていました。
暦が春になるとすぐ、やはり社務所前の日向の斜面に福寿草が、
これも例年より半月ほど早く花を開きました。
枯れ木ばかりの殺風景な中、ここだけは春といわんばかりに黄色の花をめいっぱい広げています。
自宅の前に地植えしたものが広がったものでしょうが、環境が合うのか(整備を怠っているせいか)、
年々増えているようです。
そういえば、ここより少し峠のほうにお住まいの香山さんの屋敷には、斜面一帯に福寿草が咲いていたように記憶しています。あれは群落といっていいほど見事でした。最近、訪ねたいと思いながら時期を逃してきました。あそこは北東斜面、まもなく咲き始めるでしょう。今年こそはぜひ伺って、見せていただこうと思っています。
福寿草が花より葉を目立たせるようになると、その周りにも少しずつ緑が増え、春の草花が本格的に芽を吹き始めます。寒さもあと少し。
たまには春を探しに鎮守の森を訪れてみてください。
それでは、風邪などお召しになりませんように。  早々
 平成14年2月22日

鎮守の森だより1

Filed under: 鎮守の森だより — admin @ 2:47 PM

https://hitaka.org/chinjyu/chinjyu.htm

« 前ページへ

All rights reserved. Copyright(C)2015 Shrine Atuhitakahiko.